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隣の芝生SM雑記帳

SMを中心とした乱文です

硬い話で恐縮ですが・・・・・

ヒトパピローマウイルス(HPV)このところ、かなり認知度があがったんではないでしょうか?
昨年末にHPVに対する感染予防ワクチンが発売となってから、しばしばマスコミでも取り上げられるようになりました。
車で移動する時に何をしているかというと、オーソドックスなのはラジオを聴く、音楽を聴くといったところでしょうか・・・・ 周囲の人に確かめてみると、意外とテレビの音声だけ聞いている人が多いみたいです。
テレビ慣れしたせいでしょうかねぇ・・・・
かくいう自分も夕方の時間帯に車でカンヅメ先(例のうれしくないオヤジがでるところ)に移動中、テレビニュースの音声を聞いていると・・・・
子宮頚癌で闘病された有名人の方が、HPVワクチンの公費助成を訴えていました。
「癌になんかならない方がいいですからね」 みたいな事を最後におっしゃっていて、その発言には全面的に賛成です。

・・・・が、こういった時って勢いでどんどん決まってしまう風潮(特に税金を使うもの)がありますが、誤解されている部分もあるのではないかと危惧を感じます。

子宮頚癌の原因としてヒトパピローマウイルス持続感染が重要な役割を担っていることは、ほぼ確定されていると言って良いとおもいます。HPVには兄弟がたくさんいて、その中のいくつかのタイプが発ガンと関与しているとされ、ハイリスクタイプと呼ばれています。

いったい何を心配してるんだ というと・・・・今回のワクチン、また6月ごろに発売が予定されているワクチンもそうですが、子宮頚がんの原因となっているHPVファミリーのうち、16型と18型という最も悪いヤツのみをターゲットにしていることです。
子宮頚癌を発症した人で16型、18型の感染が原因であったのは欧米で約70%ですが、日本のデータでは約60%という報告があります。残りの40%は他のタイプのHPVが関与していたことになります。
・・・ということは、ワクチンを打ったからといって、「私は子宮頚がんにはならない!」 と断言することは出来ないということです。
予防接種で根絶に追い込んだ天然痘とは異なり、ワクチンさえ打てば子宮頚がんを根絶できるという誤解があると変な方向に向うのではないかと心配しています。
具体的には「ワクチンを打ったから子宮がん検診は受けなくていいや」 っていう考えになるキケン性です。

今回のワクチンは内科や小児科のセンセイが打つ機会が多くなる可能性があります。センセイ自体も、はしかやおたふくかぜのワクチンとHPVワクチンは事情が異なる・・・という点にもしかするとあまり注意を払っていないかも・・・

なんせ心配症なもんで、色々と気になります。

最後に蛇足ながら・・・・・
 子宮頚がんで大変な闘病生活を送った  という事は真実だと思います。 でも、毎年子宮がん検診を受けていてくれれば、大変なことになる前に対処が出来たのではないかと推察します。
中には毎年検診は受けていたのに・・・・という例もあると思いますので断言はできませんが、大部分はいきなり癌になるのではなくて、数年間の前がん状態を経てゆっくりと進行するとされています。
前がん状態や極初期の段階で発見できれば、子宮を失うこと無く、完治することが可能です。
・・・とすると、社会にアピールすべきはワクチン接種の公費負担も重要ですが、子宮がん検診をがっちり受けるように宣伝することではないかと思ったりもします。
費用の面でざっくり計算するとワクチン3回接種で4~5万円、子宮がん検診のを自腹で受けたとして4千円くらい・・・

久しぶりに出てきたと思ったら、硬い話かよ! とお叱りと受けそうですが、ちょっと気になったんで書いてみました。
  1. この記事のURL 2010/03/03(水) 01:33:16|
  2. SMと健康障害
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  4. | コメント:4
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コメント

保険適用?

こんにちは
HPVのDNA検査が保険適用になったとツイッターかな?で読んだんですが・・真偽の程はいかがなんでしょうか?
ネットで検索かけてもHITしなかったので・・

適用ならば かなり負担を軽減できますから、病院も勧め易いだろうし、もっと浸透すると思うんですけれどね。
  1. 2010/04/01(木) 18:02:01 |
  2. URL |
  3. 綾乃 #c7G1n/Co
  4. [ 編集]

更に堅い話・・・・

お返事がおそくなり申し訳ありません。
この春の改訂でHPVDNA検査は保険適応となりました。
ただし、細胞診検査の結果がASC-US(意義不明異型扁平細胞・・・・なんのこっちゃ?)であった場合のみ保険でHPVのハイリスクタイプが感染していなかどうかの検査(ハイブリッドキャプチャー法)を保険診療で行って良い・・・という縛りがあります。
したがって、実際にはHPVのDNA検査を保険で行うことが出来る人は少ないのではないかと思われます。
綾乃さんのおっしゃる通り、
①HPVDNA検査の保険適応の枠を広げる
②HPVDNAを自費検査で行う場合に保険・自費混合診療を認めないルールの例外とする
などの対応が必要かと思います。
今日も新聞にでっかい広告が出てましたが、HPVワクチンを接種したらもう子宮頚癌にはならない・・・・という誤解がもっとも危惧するところです。
  1. 2010/04/11(日) 00:43:15 |
  2. URL |
  3. genomic2p #4hkfV.Mk
  4. [ 編集]

質問です。

子宮がん検診って 毎年受けた方が良いのでしょうが
少量でも出血するし、ラビピは外さなくてはいけないし
数年は前がん状態であることを考えると
なかなか受診する気になれません。
前立腺がんは血液検査である程度分かりますよね?

子宮がんも 血液検査や尿検査で分かるような指標はないのでしょうか?
そっちを研究していただいた方が ワクチンよりも良いような気がするのですけれど。
  1. 2010/05/28(金) 21:43:35 |
  2. URL |
  3. 千都 #h0D/NfaY
  4. [ 編集]

子宮がん検診が最も早期に発見できます

千都さん、 コメント頂いたのに返事が遅くなり申し訳ありません。
子宮頸がん検診の特徴は「がんになる場所から直接細胞を取ってきて調べることができる」という点です。
たとえば肺がんだったりするとレントゲンやCTになりますが、この時は癌が発生してある程度の大きさになって初めて見つかるわけです。
子宮頸がんの場合はがんになる前の段階の軽微な変化も捉えることができる・・・というのが圧倒的に有利なのです。
がんが血液検査で分かるというのは、癌になって、ある程度大きくなった状態で初めて癌内部で作られた物質が血中に出回る・・・ということなので、子宮がんの早期発見はやはり細胞診検査ということになってしまうんです。
ウチの方のお客さんはジャラジャラつけたままで検診来ますよ・・・・こちらも表面上はついてて当然みたいな感じで接していますし・・・・、以前ひっかかったのであれば、必ず定期受診されることをお勧めします。
  1. 2010/06/04(金) 00:57:37 |
  2. URL |
  3. genomic2p #y6gCdJfk
  4. [ 編集]

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